ジュールさんとの白い一日

修正中です。
長く暮らした伴侶の死に直面することの怖さを深く感じました。親族が死んだ時にはばたばたと事務的なことが流れていって、それが悲しさや寂しさを忘れさせる作用があるようにも思えますが、亡くなった相手とこうしてゆっくりと時間を過ごし、2人の人生と残された主人公の人生を振り返る事が無ければ、家族の死を受け入れることは難しいのでしょう。自閉症の少年も、客観的に感情を込めず語る言葉で、主人公を現実に冷静に引き戻す、良い役割でした。


ジュールさんとの白い一日

Amazonで購入
書評/海外純文学