日はまた昇る――日本のこれからの15年

snmocha2006-03-30

日はまた昇る――日本のこれからの15年
ビル・エモット (著), 吉田 利子 (翻訳)

単行本: 160 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 草思社 ; ISBN: 4794214731 ; (2006/01/31)

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出版社/著者からの内容紹介
英『エコノミスト』誌編集長による待望の「日本復活宣言」。
著者は90年のベストセラー『日はまた沈む』でバブル崩壊を見事に予測した。以来15年間、日本は低迷を続けたが、著者はこの間に日本がゆっくりと、確実に変わったと指摘する。債務と生産能力と雇用における三つの過剰が解消し、制度改革は経済を効率化した。そして正規雇用と所得の回復も見えはじめている。ようやく「日は再び昇りはじめた」。さらに競争と効率化と生産性上昇を促せれば、少子高齢化社会でも年3パーセントの成長が可能だろう、日本という国は歩みの遅い着実なカメであり、足は速いが不安定なウサギである中国に将来的には勝つだろうと予測している。
昨年より株価が上向き、景気回復が言われるが、まだ半信半疑という人も多い。本書はいま日本人が最も読みたい一冊であり、東アジア情勢の展望、政治の変化と靖国問題も論じられ、読みごたえがある。

内容(「BOOK」データベースより)
ゆっくり着実に歩むカメ(日本)が、足の速いウサギ(中国)に勝つ!『日はまた沈む』の著者がついに日本復活を宣言。東アジア情勢、靖国問題をも論じる待望の書。

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日本は劇的に変わってきた訳ではないが,少しずつ変革されてきていて,その積み重ねで,今後経済は上向いていくだろう,ということか.しかし,全般的に不明確な印象をうけるのだが.靖国問題についても正確な理解はしていないのでは?A級戦犯を分けて祭ることができればそりゃ楽な話だが,それができないから困っているわけで.ただ,靖国は海外からはこのように見られるというのは,こちらも理解しておかなければ.


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