自衛隊指揮官 (単行本)

snmocha2006-07-21

自衛隊指揮官 (単行本)
滝野 隆浩

単行本: 217ページ
出版社: 講談社 (2002/02)
ASIN: 4062111187

出版社/著者からの内容紹介
不審船、テロ……日本の危機に指導官たちは、どう行動したか!?
防衛大卒後、新聞記者として防衛庁担当だった著者が、日本の安全が脅かされた4つの事件の真相を現場指揮官に直接取材。
指揮官の苦悩と決断を生々しく再現し、国家の安全とは何かを問う!!
自衛隊は、幸運なことに訓練しかしたことにない軍隊である。では、創設後まもなく50年になる自衛隊が、本格出動すべき、言葉をかえれば隊員の命がかかった危機がなかったか、と言えばそうではない。国民が知っているかどうかは別にして、危機は確実に存在した。そのことを、私は1998年秋から1年間、防衛記者会に所属し、多くの人に取材してはじめて知った。(中略)
私は、訓練しかしたことのない指揮官が重大な危機に遭遇した時、どうしたかを知りたかった。――「はじめに」より


内容(「BOOK」データベースより)
不審船、テロ…日本の危機に指揮官たちは、どう行動したか!?防衛大卒後、新聞記者として防衛庁担当だった著者が、日本の安全が脅かされた四つの事件の真相を現場指揮官に直接取材。指揮官の苦悩と決断を生々しく再現し、国家の安全とは何かを問う。

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軍隊でない兵力.中途半端な存在.お気の毒ではすまされない状態.人ごとではないのだから.朝鮮やら中国という敵国がすぐそばにいるのだから,どうにかしないと.

以下引用.

・指揮官は情報を,それも体験に裏打ちされた高度な情報を部下よりたくさん持っている.だから,統率ができるんだ.
・トップは最前線にいる部下の身がきわめて危険な状況に置かれることを一瞬のうちに想像できたのだった.トップと末端幹部の危機感が共振する,それでこその組織である.