獄中記

snmocha2007-02-01

獄中記 (単行本)
佐藤 優 (著)

単行本: 508ページ
出版社: 岩波書店 (2006/12)
ISBN-13: 978-4000228701
ASIN: 4000228706

内容(「BOOK」データベースより)
二〇〇二年五月一四日―。佐藤優は、背任・偽計業務妨害という微罪容疑で逮捕され、五一二日間、東京拘置所に勾留された。接見禁止のカフカ的不条理のなか、外交官としての死を受け入れ、神との対話を続けながら世捨て人にならず、人を恨まず、嫉妬せず、裏切らず、責任転嫁をせず、転向もせず、人間としての尊厳を保ちながら、国家公務員として国益の最大化をはかるにはいかにすべきか?この難題に哲学的ともいうべき問いによって取り組んだ六二冊の獄中ノートの精華。狭い煉獄での日常に精神の自由を実感しながら、敵を愛する精神とユーモアを失わずに、人間についての思索を紡いだ日記と、新しい同僚や友人に国家再生の道を綴った書簡から成る。憂国の士が綴った国家への復命書にして、現代の日本が生んだ類まれな記録文学

内容(「MARC」データベースより)
2002年5月14日、佐藤優は背任・偽計業務妨害という微罪容疑で逮捕され、512日間東京拘置所に勾留された。接見禁止のカフカ的不条理の中、人間についての思索を紡いだ日記と、親しい同僚や友人に綴った書簡を収録。

これはホント,カフカ的な状況です.国が事件を作って公判に持ち込む.そういえばニュースでやはり有罪と報道されていましたが.
同志社大神学部卒だとか.拘置所の中で読書と思索に明け暮れ,正常な精神状態を維持することができた著者,これからどんな言論を発表していくのか楽しみです.


はてな年間100冊読書クラブ2007   9