エリザベスタウン

769a4358.jpgMovixにてエリザベスタウン観る。
オーランドブルーム君、コスチュームプレイ以外では初めてみたのかな。演技が単調で、浮き沈みがない。おかげで、仕事で大失敗して自殺を企てるところも、観ていてそんなに深刻さを感じない。そのため、父の故郷で親戚とふれあったり、フライトアテンダントのヒロインとつきあったりする中で傷がいやされていくはずだろうけど、その辺の立ち直るプロセスが際だたない。おまけに、このヒロインのキャラクターは少々うるさい。スーザンサランドンの母役も、葬式でそんなことするか?てなもんで、なんとも現実味を感じない。こういう主人公が失敗して、周りの人たちとふれあう中で立ち直るっていうストーリーならもう少しリアリティのある筋運びにしたほうがよかったんじゃないかと。息子と父の間にも、どんな交流があったか今ひとつぴんとこないしね。後半のロードムービー仕立てのところ、最後は彼女がでてくるんだろうというのは想定の範囲内で、それは置いておくとして、音楽はいい曲が選ばれていて聴くのにはよいです。ただし、映画の効果音としては音楽が多すぎ。あの頃ペニーレインを、は音楽映画とも言えたから、そらよかったけど、この映画の筋ならもう少し、しずかな間をつくってあげたほうがよかったんではないかな。