12 angry men

12 angry men 2003/10/01

12人の陪審員が殺人事件の評議をする。一見問題なく有罪とみられた裁判だったが、一人だけが有罪判決に不服をとなえる。そして一つ一つの証拠が不確実な根拠に基づくものだったことを明らかにしていく。という筋だが、それほど明らかになったというより、劇中のせりふにもあったようにfary taleに近いものがある。有罪も無罪もどっちもどっちで、もう一度捜査をやり直すのは妥当なところか。しかし密室の中の12人の男、これだけで2時間近く緊張感をたもったストーリーをつくれるというのは、脚本と各役者の演技力によるものだろう。12人の個々のキャラクターの設定もうまく作られていると感じた。リメイクが作られたようだが、そちらはどんなできなのだろうか。