「個」を見つめるダイアローグ
「個」を見つめるダイアローグ
村上 龍 (著), 伊藤 穰一 (著)
単行本: 239 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: ダイヤモンド社 ; ISBN: 4478942269 ; (2006/05/26)
出版社/著者からの内容紹介
~「個」としてハッピーであるために
一人でもできることは少なくない。
対話は、2005年6月にスタート。約9カ月間に及んだ。
幅広いテーマに鋭い洞察力を持つ作家・村上龍氏と日本を外部から見つめる国際人としての目を持つ伊藤穰一。この二人の「ダイアローグ(対話)」は、日本の経済、教育、政治、メディア、エンターテインメントとあらゆるテーマにおける日本固有の現象や問題などに焦点をあて積み重ねられた。
そして、この対話が新鮮な化学反応を引き起こし、読み手に新たな見識をもたらし、私たち「個々人」が、日々の生活で何を意識し、どのような行動をおこせば、ハッピーになれるのか、そのヒントが随所に盛り込まれている作品となっている。~
内容(「BOOK」データベースより)
作家・村上龍と世界のインターネットを知りつくしたIT界の伝導師・伊藤穰一の9カ月に及ぶ対話から見える「日本のカタチ」。
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(以下引用)
セクション毎に決定権と責任をセットにして与えていかなきゃならない時代状況になっているのに,どうしても変わることができない.
結局,日本人ってソフィスティケートされたものがすごく好きでしょう.(中略)相手のパラダイムと隠された要求を想像して,何処にフォーカスし,どうネゴシエートするか,何処まで妥協できてどこからは絶対に妥協できないか,という発想は趣味的な世界からは生まれない.
同じ趣味の仲間で固まるよりも,他の世界に向かってコミットする方が,大変だけれどスリリングで絶対面白いと,きちんと伝えていかないとだめなんじゃないかなあ.現状は,彼らから見ると,大人は本当につまらないやつばかりで,面白くないことを我慢してやっているふうにしか見えないんじゃないかと思う.
(引用終わり)
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いろいろと味わい深いというか,考えたくなる言葉が多いのは,僕がだめな証拠か?