精神科にできること―脳の医学、心の治療 講談社現代新書

c47e03dc.jpg精神科にできること―脳の医学、心の治療 講談社現代新書

野村 総一郎 (著)

新書: 218 p ; サイズ(cm): 18

出版社: 講談社 ; ISBN: 4061496255 ; (2002/09)

出版社/著者からの内容紹介

ここまでわかった疾病別メカニズム

心を治す医療の最前線

脳のしくみが徐々に解明され、治療薬の開発が進み、診断機器も発達した。

いま、精神科の力は確実に向上している。

薬は有効か?カウンセリングは?第一線の医師が解説する。

精神科の方法――けっして心はポツンとあるのではなく、過去の地層、現在の環境とのやりとりの中で成立するものなのだ。したがって、心の病気を考える場合にも、これらの全てを視野に入れる必要がある。「遺伝子が悪いから病気になった」などと単純に言えないし、逆に「ストレスのせいで病気になった」などと、1つのことだけを原因と考えるべきではない。

治療についても、遺伝子に規定された脳機能を薬でどのように正せるか、子供時代の養育環境からくる考えの歪みを心理療法でどのように正せるか、現在のストレスを和らげる具体的な方法があるのか、周りのサポートを引き出すにはどうすればよいのか、といったふうに、多面的に考えるのが精神科の治療なのである。――(本書より)

内容(「BOOK」データベースより)

脳のしくみが徐々に解明され、治療薬の開発が進み、診断機器も発達した。いま、精神科の力は確実に向上している。薬は有効か?カウンセリングは?第一線の医師が解説する。

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専門書というわけではないので,前知識はいりません.いろいろなケースに分けて精神疾患について説明されています.薬による治療に割合積極的なお医者さんのようです.

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