北の独裁者親子

大礒正美netより.

核兵器は手段で目的は半島無血統一

この事情を理解するカギは、盧武鉉ノムヒョン)という大統領の特異性にある。この人物は前任者金大中の対北宥和政策、いわゆる「太陽政策」をさらに拡大推進し、1千億円ともいわれる資金と援助物資を送り続けた。北はその援助で核開発を急いだ。
 9日に訪韓した安倍晋三首相が、北の核実験を非難する共同声明を提案した際、大統領は無視して日本の歴史認識を40分も攻撃し続けたという。
 この愚かさが事態の展開を左右することは疑いない。金正日独裁者は次の一手として、おそらく盧大統領を平壌に招待するシナリオを考えているだろう。
 招待されれば、大統領自身が渇望していたことだから、大喜びで飛んでいくだろう。もともと7月に金大中・前大統領が先触れで訪朝するはずになっていたが、ミサイル発射で頓挫したままになっている。
 さて平壌で大歓迎され舞い上がった盧大統領に、金独裁者は「まず南北で連邦を形成し、早急に自由選挙で統一大統領を選ぼう」と提案する。そうすれば人口で二倍の韓国大統領が当選するんだよ、という誘いである。「早急に」というのは、盧大統領の任期が08年2月に終わる前にという甘い餌である。
 さらにもう一つ、決定的な餌を投げる。「統一大統領に当選すれば、あなたの手で核兵器を解体し開発計画を廃棄することができますよ。それまで我々は核実験を凍結します」というくせ玉である。
 民主主義国の基本である自由選挙を、そうでない相手から逆に提案されると実に始末が悪いということが分かるだろう。そういう事態にどう備えておくべきか、日本にとっても他人事(ひとごと)ではないのである。


うーん.こわ.韓国がどうなろうと自業自得なのだが.その次は,対馬辺りだろうしね.