心臓を貫かれて

心臓を貫かれて

心臓を貫かれて

ある殺人者の伝記ともいえるし,呪われた家系の物語とも言えるし,ドメスティックバイオレンスが親から子に遺伝するノンフィクションとも言える.翻訳は村上春樹.ずいぶん前にBookOFFで100円で買っておいたのだがやっとで読もうと手に取ったのだが.残念ながら途中で読むのやめ.延々とつづく痛い物語は読むに耐えません.自分の身に起こった負を覆い隠すために家庭内の暴力に走り,その暴力の中で育った子供はさらに大きい負の遺産を相続することになる.なんともつらい話です.