Roman holidays

Roman holidays 2003/10/25

昔のゴミの入った画面をちらっと見たことはあったが、デジタルリニューマスタードの画面はゴミもとれてずいぶんときれいだった。大画面でみるかいがあるというものだ。で、映画そのものは実は今回が初めてだった。あまりに有名なストーリーで見る気がなかなかおきなかったのだが。やはり全体的にストーリーのすすみがもったいつけすぎ。これはしかたのないところだし、こういうのもたまにはいいかなとも思う。AudreyHepburnの可憐な王女様、いまだにこの映画が世界中で愛されているのも納得。ストーリー初頭のストレスに押しつぶされそうになっている演技があるから、その後のはじけたような明るい表情の王女と、賑やかなローマの一日が映えたのだろう。本作は白黒だが、カラーだったらどういう映像になってただろうか。ところで、皇族のお姫様にかかるプレッシャーが映画を越えるものがあるのは、ダイアナ妃や日本の雅子妃の例を見るまでもない。この映画の日本公開時期に、ダイアナ妃が自分の死を予感している手紙が公になった時期が重なっている。